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INIのことを好きな気持ちの記録

INIとの出会いの記録

2023年、INIというボーイズグループに出会い、INIに救ってもらった。2024年、INIはもっと活躍していくと思うし、たくさんの人からもっと愛されるだろう。私にとってINIとの出会いが大切な出来事になっていくと思うので、出会いを最初に記録しておく。

 

 

 

1. 日プ女子と日プ2とINI

2023年秋。とある出来事を機にメンタル不調に陥った。その出来事について考えていると、自分の無力さに涙が止まらなかった。何も考えていない時にも涙が出てきて、鬱病っぽいなと他人事のように思っていた。何も手につかず、時間だけが流れていく。このままだとだめかもしれない、とは思っていた。

 

気を紛らわせる何かがほしい。

SNSで見かけた「日プ女子」を見始めた。受動的なことならできると思った。オーディション番組は「苦しい」と聞いていたので、その苦しみで気を紛らわせたいという気持ちもあった。

 

オーディション番組を見るのは初めてだったが、アイドルがなぜアイドルを選んだのかという背景を知ることが好きなので、のめり込む素質はあると思っていた。日プ前作シリーズがあると知り、日プ女子の予習がてら見ることに決めた。過去作が二つあることは、Leminoを見たら分かった。2019年の番組と、2021年の番組。私は「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2(日プ2)」を選んだ。これが、INIというボーイズグループとの出会いに繋がる。

 

Leminoで日プ2の履修を開始して、仕事中以外の全ての時間、日プ2をテレビで流し続けた。クラス分けやポジション評価の一部をスキップしたので、三日もすればファイナルまで辿りついた。ファイナルで「INI」というグループ名の発表があり、新鮮な気持ちでロゴを見た。一人、一人、と名前が呼ばれていき、デビューする11人が決定した。生放送の地上波という事情もあってか、足早に番組が終了し、日プ2が終わってしまった。

 

デビューした彼らは、どんな活動をしているのだろう?

 

ふと浮かんだ疑問のままに、INIのYouTubeへ飛んだ。デビュー曲は「Rocketeer」。日本のガールズグループでデビュー曲が制服衣装なのはよく見かけるが、ボーイズグループでも制服衣装から始めるのだなと思った。サムネからは制服衣装が出てくるとは想像できない。

 

youtu.be

まだ、INIのメンバー全員の顔と名前を瞬時に結びつけるのが困難だった……。

 

前述のとおり、放送回の一部をスキップしていた不真面目な日プ視聴者だったことにより、デビューメンバーでも個性が分からない人が何人もいた。全員の顔と名前を一致させ、個性も把握した状態の方が、パフォーマンスを見るのがぐっと楽しくなるのを知っている。ひとまず、他のコンテンツを眺めながら人を覚えることにした。

 

アップロード日が古いものから、動画を順番に閲覧した。リーダー決め、メンバーカラー決め、INIクラス、デビュー公約、誕生パーティー、INIフォルダ…………。

INIフォルダは本当にすごい。INIフォルダのINIのおかげで、久しぶりに大声で笑うことができた。オーデォション中には知らなかった一人一人の個性や魅力が輝いていて、いつのまにか全員のことが分かるようになった。グループとして11人がわちゃわちゃのびのびと過ごしている姿を見ることが楽しかった。

全員分かるようになると、Performance Videoももっと楽しめるようになった。INIの楽曲は、自己への肯定が力強い歌詞が多い。力強いダンスパフォーマンスには「俺を見ろ!!」という圧があるため、自然と夢中になれた。大音量でINIのパフォーマンスを流すと、悲しい気持ちや苦しい気持ちを忘れることができた。

ファンミーティングやテレビ番組出演など、イベントのBehind映像が充実していることにも驚いた。貴重な舞台裏映像をなぜ無料で見せてもらえているのだろう。まだ1円も課金していないのに、こんなに楽しませてもらっていいのだろうかと申し訳なさすら感じた。

感謝の課金として月額のFCに加入した。1stアリーナツアーの円盤を購入し、視聴し、1stツアーのドキュメンタリーをYouTubeで見た。2ndアリーナツアーのチケットをリセールで手に入れ、ライブに行くことが決定した。

 

日プ2を見始めてからここまで、約2週間の出来事だった。

 

振り返ると、ファイナル後から一気にコンテンツを駆け抜けツアーのチケットを手にしている時点で既にINIにはまっていたのだろう。けれども、この時の私は「INIのことが好き」という感情に対してまだ懐疑的だった。なにせメンタルが激ヤバで、時間を埋めるためにひたすらINIのコンテンツを履修するという生活をしていたので、自分の正気を疑っていたのだ。

 

(なお、1ヶ月後、INIからの年賀状が欲しくてFCを年会費会員に変更する)

 

 

2. はじめてのINIのライブ

2023 INI 2ND ARENA LIVE TOUR [READY TO POP!]

有明3公演目。はじめて、現実に存在するINIに会った。

 

INIのYouTubeを見て「cheering guide」が存在するのは知っていた。はじめましての文化だが、郷に入っては郷に従え。公演に行く前に「FANFARE」と「HANA_花」のかけ声を練習した。メンバーの名前を順番に言うのは、一旦諦めた。INIのロゴマークが入ったペンライトも欲しかった。グッズの物販のチケットは取ったが、遅い時間の整理券だったため、私の入場時間にはペンライトは売り切れていた。

 

ペンライトなし。

アリーナ4階席の天井側。

一人、ライブに臨んだ。

 

INIのライブは、とにかく楽しかった。

 

これまで映像で見ていた彼らが、そこにいた。かっこいい。INIって、本当に、かっこいいよ。周りの観客の反応がとてもよくて、気づいたら、私も歓声をあげていた。

 

まだ楽曲に詳しくなかったので、事前にSNSでセットリストのネタバレを調べていた。だからメドレーがあることは知っていたのだけれど、息をつく間もない本気の熱いメドレーが来て、気持ちが昂った。

 

MCで「今回のツアーがはじめてだよっていう人〜?」という問いかけがあり、手をあげるコーナーがあった。私の周りでは3割ぐらいは「はじめて(1stツアー不参加)」で手をあげていた覚えがある。新規ファンが多いのであれば、ペンライトも完売してしまうわけだ。私も4階で「はじめてだ」と示すために手をあげた。

 

どの曲か忘れてしまったけれど、オレンジ色のペンライトが綺麗な曲があった。INIが歌って、MINI(INIのファンネーム)も歌う曲だったと思う。椅子に座ったINIは、会場中に目線を配っていた。INIとMINIの歌を聴きながら、私はひとり、泣いてしまった。INIはMINIのことを愛してくれているし、MINIもINIを愛しているんだなと強く感じた。こんなに大きな空間で、大きな愛を感じられるのは、なんだか懐かしいような気持ちもした。

この歌を聞きながら、私もMINIになりたいと思った。出会ったばかりだけれども、私も、INIが「MINI」と呼んでくれる彼らのファンになりたいと思った。

それはきっと幸せだろうと思った。

 

楽しかったな、幸せだなと思いながら、帰路についた。INIのことが、だいすきだなと言いたくなった。

 

結局、大好きなひとたちを大好きだなと思う時間と空間が、自分には必要なのだと思った。

INIが、パフォーマンスを楽しんでいる姿を見るのが好き。INIのライブという空間は、INIのことが大好きだと思える空間だった。だから私は、INIのことが好きだという気持ちは、嘘ではないと思ったのだ。

 

 

3. INIがいる日常の喜び

INIを好きになって驚いたことがある。INIから毎日なにかしらの供給がある。おかげで私は過去の大量のコンテンツ履修と新しく供給され続けるコンテンツの両方に時間を費やすことができた。

 

INIのスケジュールが発表されるたびに、「今後楽しみな予定がある」状態になれたことが、本当にありがたかった。Mステ初出演にも立ち会えた。年末にかけて音楽特番への出演が次々と発表され、放送日を楽しみに待つことができた。どの歌番組に出ても、新規のMINIが増えている様子がSNSで伺えて嬉しかった。そう、INIって、かっこいいからね。

 

12月のめざましエンタメプレゼンターに就任した木村柾哉くんのおかげで、月に4回も早起きして出社できた。朝から木村柾哉くんの笑顔を見られると、一日頑張ろうという気持ちをもらえた。

西洸人くん出演のNHKの「英会話フィーリングリッシュ」の存在もありがたかった。23時のフィーリングリッシュまでにご飯を食べてお風呂に入るぞと行動できるようになった。おかげで、生活リズムが整えられた。

月曜から木曜はフィーリングリッシュ。金曜はフロイニ(ラジオ)。土曜はINIフォルダ。フロイニとINIフォルダが毎週更新される生活、ありがたい。

 

ツアー中だったので、開催地ごとの公演前後にFCコンテンツの更新があった。FCコンテンツをこれほど丁寧に扱ってくれることに驚いた。終演後にメンバー全員を集めてFCのためにコメントを撮ってくれるなんて、めちゃめちゃ大事にされている。INI、11人いるので、ぎゅーっと集まってコメントを撮っていて、とても可愛い。私はツアーに行っていないのに、幸せを分け与えてもらえた。

 

各メンバー1ヶ月に一度のMember Diary更新も、11人いるから一ヶ月のうちに11回も更新される。長い文章だと、個性が出る。11人による各種SNSの更新も、日々の楽しみだった。INIが楽しそうな様子を見せてくれるおかげで、心があたたかくなった。

 

メンバーを把握してからの日プ2再履修も、味わい深かった。一回目ではスキップしていた回(不真面目履修者でごめん)を視聴して、INIの成立に欠かせないものだと気づくこともあった。「なにプリ」や「ドス鯉」も再履修でようやく存在の尊さに気づいた。

 

INIのコンテンツに時間を費やす中で、何もないのに涙が出てくるというようなことは減って行った。ご飯も作れるようになった。「楽しみな予定がある」ことによって、自分が安定していった。INIに、生活を支えられていた。

 


INIのコンテンツは、膨大だ。デビューして二年と少しの間の、膨大な記録が残っている。時間を持て余していた私でさえ、未だ全てを追いきれない。「11人の軌跡」も欲しいし、フロイニの聞いていない回も聞きたいし、FCラジオやMovieもまだ残っているし、写真集も手元にない……。

INIは、ファンから見えるところでも、見えないところでも、日々、仕事を頑張ってくれている。INIの仕事の結果が「新しいコンテンツ」として供給されることが、とてもありがたい。INIのおかげで、楽しみな予定ができる。コンテンツやSNSの更新があるたびに、小さな喜びを抱く。

 

出会って2ヶ月のうちに、INIは私の日常に息づく存在になっていた。

 

 

 

4. これまでのこと、これからのこと

INIを知るまで、私はボーイズグループを好きになったことがなかった。まわりのみんなが好きだった男性アイドルにも、K-POPにも、興味を持ったことがなかった。オーディション番組も見たことがなかった。毎年紅白歌合戦のあとにCDTVも見ているのだけれど、INIのことは記憶にないので、本当に興味がなかったのだと思う。

 

メンタルの不調に陥ったあの出来事がなかったら、今頃どうしていたのだろうと考えることがある。日プを見ることはなかった気がする。INIにも出会うことなく、11人を知ることもない人生だったかもしれない。

日プ女子が開催されていなければ、日プ2を見ることはなかっただろう。過去作の履修をする際に、日プ2ではなく、日プ無印を選んでいたら、どうなっていただろうか。

ツアーが開催されていない時期だったら、アリーナツアーのリセールチケットが取れなかったら、どうなっていただろうか。あの曲と、あの演出がなかったら、いつ私はMINIになりたいと思えたのだろうか。

 

時間は巻き戻すことはできない。自分では選べないことだってある。私にとって、INIとの出会いは偶然だ。この偶然のおかげでINIと出会えて、嬉しい。嬉しいと思うことができている。

 

他の誰かに取って代わることなどできないこの11人のことが、とても大切になってしまった。

一つだけ、彼らと会社に願っていることがある。どうか、彼ら一人一人が自分自身の心身の健康を大切にして、夢を叶えていけますように。INIという場が、彼らの夢を叶える場所でありますように。

 

はじめて好きになったボーイズグループ。救ってもらった恩を、どう返していけるのかは分からないけれど、私は、あなたたちのおかげで、なんとか今を生きています。

オーディションに応募してくれてありがとう。衆目に晒されながら努力して、オーディションで輝いてくれてありがとう。それぞれの魅力で国プに選ばれて、デビューしてくれてありがとう。私が知らなかった間もずっと、ずっと頑張っていてくれてありがとう。

あなたたちの積み重ねた努力のおかげで、あなたたちの軌跡を辿っていくなかで、私の日常は救われました。




FANFAREで始まった2024年、INIのカレンダーと共に、応援させてください。

手に入れたINI OFFICIAL LIGHT STICK。京セラドーム公演で初仕事の予定。