INIライブツアー[READY TO POP!]が閉幕した。INIと出会って10日ほどでアリーナツアーのチケットを入手したあのときの衝動のまま、京セラドーム公演も両日参加した。
初めてINIのライブに行った日から京セラドーム公演までは約4ヶ月。膨大な過去コンテンツとほぼ毎日何かしら更新されるコンテンツを履修し続けたことにより、INIとともに駆け抜けたような気持ちになっている。
あのときチケットを手に入れてINIのライブに参加できて、本当に良かった。 私もMINIになりたいと感じたのは[READY TO POP!]のライブだったので、INIと出会えて良かったという気持ちを残しておくために、ドーム公演の感想を残すことにする。
はじまり
ドーム初日、[READY TO POP?]の文字の中に11人のメンバーが映し出されたとき、泣いてしまった。また会えたという嬉しさで涙が出たのだと思う。
思えばこの[READY TO POP!]というツアーで「INIが好きだ」と確信し、こうしてINIに会うために京セラドームまで足を運んだのだ。
ドーム公演大千秋楽、メンバーの去り際で西くんが「これは終わりじゃねえからな!はじまりだからな!」と叫んでいた。
公演中のコメントや雑誌インタビュー等を踏まえると、メンバーの中には「自分たちがドームに立ってもいいのか、早すぎるのではないか」という不安があったようだ。けれども、私がINIと出会ったとき、INIはすでに全国各地でアリーナツアーを行うボーイズグループだった。だから、ドーム公演開催が発表されたときも、彼らがドームに立つことは自然な流れのように思えてしまった。そして、京セラドーム二公演で、彼らがドームに立てるだけのファンが存在していることを実感した。
ただ、私も実際にINIのファンがどれくらいいるのかはよく分かっていない。もしかすると11月の時点では4ヶ月後のドームを埋められなかったのかもしれない。無事閉幕した今となっては分からないことだ。
INIはドーム公演が決まってからも、アリーナツアー公演の一つ一つを大切に確実に繋いでゆき、メディア出演で新規のファンを増やしていって、毎日仕事をして、自分たち自身の存在意義を問いかけて、ここに立ったのだと思った。彼らが真摯に取り組んでいるからこそ、各地に住んでいるファンも会場まで足を運んだり、配信を購入したりするのだ。
一つ一つの彼らが真摯に取り組む仕事が、彼らの未来に続いていく。だから、ドーム公演がおわり(ゴール)なのではなく、ここもスタート地点なのだろう。 もちろん、ドーム公演もとても大きな夢だ。夢見たとしても、叶えられる人は一握りだろう。大きな夢だからこそメンバーに不安もあったのだろうけれども、その夢を叶えてもまだ先を見てくれるのが私はとても嬉しい。
叶えたい夢は何個あってもいいし、夢を追いかける姿はとてもかっこいいと思う。
INIって本当に、かっこいい。プデュからずっと追いかけてきたファンや、プデュの前から追いかけてきた人たちにとっても、またそれぞれの意味で感慨深い公演だったのだろう。 私にとっては、出会ったときからかっこいい人たちが、かっこいいままで駆け抜けてくれた公演だ。
ドーム二公演目の最後のMCで、柾哉さんが「約束」をしてくれて、ドーム中のMINIとINIが「約束」できたのもとても良かった。大夢くんが円陣がしたいと言ってくれて、ドームのセンターステージで円陣を組んで「We’re INI !!!!」と叫んだとき、やっぱりこの人たちが大好きだなと感じた。きっと、このように、時々でもいいから、演者とファンが気持ちを一つにできる瞬間が大切で必要なのだと思う。
ライブは実施にINIに会える場所だ。けれども、ドームという空間はとても大きいから、視界に入っているのにINIがとても遠く感じられることもある。物理的距離を心理的距離のように感じてしまうかもしれない。
この広い空間で、演者とファンで気持ちを一つにできたと思えたなら、これから先も「一緒に」進んで行きたいなと感じられる。
INIはこれからも続く。「アリーナツアーとドーム公演ができるボーイズグループ」という実績が、これからの彼らの挑戦の一つの助けになればいいなと思う。
これは一つの区切りであっても、終わりではなくて、新たな始まり。
Shooting Star
個人的に、演出が一番好きだった。INIからよく名前を聞く楽曲ランキング第1位(?)、Shooting Star。理人が「持ってきたぜ!」と叫んで始まり、全MINIが興奮したと思う。
曲ラスト付近で銀テープが宙に舞う。ラストでメンバー全員がセンターステージの真ん中に寄り集まる中で暗転する構成が好き。暗転後、メンバーがはけるためにスクリーン上側からセンターステージに向かって青のスポットライトだけが照らされる。その青のスポットライトの中で、重力で落下していく途中の銀テがきらめいていて、まるで流れ星のようで美しかった。
このステージ演出が美しかった。銀テープはファンにとってもライブの思い出となる演出の一つだろうと推測しているのだが、Shooting Starに銀テープ演出を持ってくるのはこの曲がINIに愛されている証明なのではと感じた。
ラポネの写真もShooting Starだと思う。ほら、星空が見える。
[#INI]
— LAPONE Entertainment (@lapone_info) 2024年2月25日
𝗜𝗡𝗜 𝟮𝗡𝗗 𝗔𝗥𝗘𝗡𝗔 𝗟𝗜𝗩𝗘 𝗧𝗢𝗨𝗥
[𝗥𝗘𝗔𝗗𝗬 𝗧𝗢 𝗣𝗢𝗣!]
IN KYOCERA DOME OSAKA
has finished!!@official__INI#INI_READY_TO_POP pic.twitter.com/DYG5KDfd98
ラポスタ楽曲
ラポスタラップ、ラップ参加メンバーが各種SNSで強い思い入れを語ってくれていたのを見ていたので、私も生で聞きたかったの! 配信では何度も見たし、どうしてもどうしても見たくて悔しくて仕方がないという思いはなかったとはいえ、会場で聞けてとても嬉しかった! 二公演あるけれどどちらかしか行けないファンもいるはずだから、二公演とも披露してくれて嬉しかった。MINIの歓声がすごかった。
ラポスタに追加でたじくんも披露してくれたのが嬉しいサプライズ。へいへいへーいはこれが本当にいいのか謎、少しヘイガニではないですか。ラップしながら道をちょっとずつ前進していくINIちゃん、好きだ。
ラポスタのラップ聞けて嬉しいな〜という気持ちでいたところに、Busterz。これも嬉しい悲鳴をあげてしまうよ。これも生で見たかったの〜! 生で見る柾哉さんのサビ、色気がありすぎた。
ラポスタのような合同コンはライブに参加できる人が限られていたので、ドーム公演に持ってきてくれたのがとても嬉しかった! 見せてくれてありがとう。
メンバーのMCコメント
特に印象に残ったこと。コメントは記憶の意訳なので正確ではありません。
1日目おわり
フェンファンはいつも世界のあちこちにファンがいることに対して「分かっているよ」と言葉にしてくれていて嬉しい。だってINIはグローバルボーイズグループなんだからな! このツアーが終わることに対しての気持ちを「恋しい」と表現してくれるのも、言葉選びが素敵だなと感じた。
迅くん、大泣き。嬉しい気持ちで胸がいっぱいになって泣いているなら大丈夫なのだけれども、悲しいとか悔しい気持ちで泣くようなことは少ないといいな。迅くんがMINIと呼びかけたら大きな声で名前を呼んでくれるMINIがたくさんいるんだよと分かってもらえたら私も嬉しい。
ラストの柾哉さんのコメントが終わったら大泣きしている雄大くんの顔がアップで映され、いつの間に大泣きしていたのかびっくりした。自分のコメントのときには泣いていなかったのにね。でも雄大くんの素直な感情表現は嬉しいよ。きみの愛嬌はINIの宝物だ。
2日目はじまり
柾哉さんが「MINIに会いたかったです」と伝えてくれて、「MINIは(俺たちに)会いたかった?」と尋ねてくれるの、すごかった。アイドル力が強すぎて眩しかった。もちろん会いたかったので会いたかったと叫んだ。でも、アイドル力の眩しさにあてられて記憶がおぼろげなので「楽しみだった?」「楽しみだった!」かもしれない……。
2日目おわり
京介さんって、本当にステージを愛しているのだなと実感したドーム公演。「なんで生きてるんだろって思う人もいるかもしれないけれど」と日常の悔しさや虚しさに触れてくれたあとで、「一つでもいいから楽しみを見つけて、一緒に生きていきましょう」と伝えてくれるのが本当に良かった。実はめちゃめちゃ熱い人だよね。ステージとファンに対して誠実だ。京介さんは、INIを「楽しみの一つ」としているファンの存在をちゃんと分かってくれているのだろうなと感じた。Ferris Wheelを聞きたくなった。
理人さんの「寂しがり屋です」という弱味を見せてくれるところから始まって、「寂しがり屋だからツアーが終わるのが寂しいです」と素直な気持ちを伝えてくれて、「でもこの寂しさも良いと思ってる」と意外性で人に興味を抱かせて、「だって次に会う理由になるからです」で甘えてくる文章構成力が強すぎてびっくりした。きみがアイドルや。これからもINIのことを大きな愛で包んでくれ。
Let Me Fly その未来へ
初めてレミフラを聞けた! アリーナツアー公演ではセットリストに入っていなかったので、ドーム公演で披露されて本当に嬉しかった!
左右それぞれ会場を一周したINIが飛行艇から降り立って、巨大スクリーンの前を駆け抜け、センターステージまで駆けてゆく姿、軽やかで眩しかった。INIは青空が似合うね。全員がいい笑顔をしていた。だから私も嬉しかった。
欲を言えば、撮影可能時間中の披露だと録画中の周りに配慮して嬉しい気持ちを叫べなかったので、声出し可能な時間に見たかった。4ヶ月前に知ったばかりなのに何を言っているんだと思われるかもしれないが、この曲が彼らの始まりの曲であることを踏まえると、この大きな会場で披露するこの曲で彼らに歓声を届けたい気持ちがありましたね……。
いつかまた! レミフラで歓声を届ける瞬間に私も立ち会いたい。
でも、演者はイヤモニつけているので結局は聞こえないのかな?
2日目のダブルアンコール
「またすぐ会おうね」と言われたら春の外部出演ライブのことを指しているのかなと思うじゃないですか……?
INIが去った後、近くのブロックのMINIがINIコールを始めた。私も彼らの名前を呼びたかったのでコールに参加したけれど、AMAZE MEの曲に合わせてコールをするのって結構難しくて、途中で手をたたくだけにしてしまった。アイドルにあまり詳しくないが、彼らが戻ってくることはないんだろうなと思っていた。
でもAMAZE MEという名曲は聞いているだけで楽しいし、隣の人も先に帰ってしまったので、座席でAMAZE MEを口ずさむだけで幸せな気持ちになっていた。
だからこそ、「Special Thanks to MINI」の文字がモニターに表示されてINIが戻ってきた時、会場中がざわめきだった。だって、戻ってこないと思ってたよね?
LEGITもすでに公演中に一度披露しているのでコールの感覚も掴めているし、何よりまたINIに会えた嬉しさで声が勝手に出た気がする。
ダブルアンコールの楽曲披露も終わって、ほんとうに最後の最後だけ、近くの席のMINIが「ありがとう!」と叫んでいるのに勇気をもらって、「ありがとう!」と私も叫んだ。彼らの立っている場所は私の座席からずっと遠いので、彼らの耳に届くことはないのだけれども、私はずっとこの感謝の気持ちを叫びたかったのだと思った。叫んでから、わかった。
INI、ありがとう。いつもありがとう。この気持ちを、ずっと持っている。
アリーナツアー公演で、私もMINIになりたいなと感じてから、この4ヶ月、ずっとINIの活動に助けられて生きてきた。
幸せな気持ちで帰路に着いた。雨が降る寒い日だったけれども、INIのおかげで幸せだった。二日間とも行けて良かったなと思った。
また新しいステージで会いたいな。
[READY TO POP!]という公演でINIに出会えて、本当に良かった。
アリーナ1公演と、ドーム公演にしか入っていないので、この公演が恋しいという気持ちはまだ生まれていない。もっともっと長くINIを応援した先に、懐かしいなと思える日も来るのだろうか。
人は忙しいと大事な気持ちを忘れてしまうから、いつか疲れたときがきたら、[READY TO POP!]のことを思い出したい。この公演でINIに救われたような気持ちになって、毎日元気をもらっていたことを思い出したい。疲れたら、ちょっと休んで、大切な気持ちを思い出して、それからどうするかはそのとき考えよう。
楽しい四ヶ月を、ありがとう。
𝗜𝗡𝗜 𝟮𝗡𝗗 𝗔𝗥𝗘𝗡𝗔 𝗟𝗜𝗩𝗘 𝗧𝗢𝗨𝗥
— INI (@official__INI) 2024年2月25日
[𝗥𝗘𝗔𝗗𝗬 𝗧𝗢 𝗣𝗢𝗣!]
IN KYOCERA DOME OSAKA
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KYOCERA DOME OSAKA - DAY2📸
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— INI (@official__INI) 2024年2月25日
𝗜𝗡𝗜 𝟮𝗡𝗗 𝗔𝗥𝗘𝗡𝗔 𝗟𝗜𝗩𝗘 𝗧𝗢𝗨𝗥
[𝗥𝗘𝗔𝗗𝗬 𝗧𝗢 𝗣𝗢𝗣!]
𝗚𝗔𝗠𝗘 𝗖𝗟𝗘𝗔𝗥!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈#Special_Thanks_MINI#INI #INI_READY_TO_POP pic.twitter.com/Ny0zKutc76
家に帰ってから見るステージフォトブック、とても良かった。
楽しいツアーだったね。